スタッフ紹介
こんにちは!人事担当の大門です。
さて今回は、エーワンの新規プロジェクトをご紹介したいと思います!
当社は、主に中古のオフィス機器(複合機、コピー機、PC等々)や特殊機器の販売をしています。それらを扱う担当者から声があがり、UX販売部(※)から「ゲーミングPC」の販売が開始されました。
※UX…User Experienceの略。ユーザー体験に重きをおいた販売部署です。ゲーミングPCの他、「働きながら、ていねいに暮らす」をコンセプトにしたセレクトショップ、Calico(キャリコ)を運営。
その新たな事業の発起人、大澤主任について、まずは経歴をご紹介します。
今回はインタビュー形式で、大澤主任に話を聞いてきました。
―エーワンの社員は様々な趣味を持っている方が多いですよね。今回も、大澤主任の趣味から発展した企画と聞いていますが、改めて大澤主任の趣味を教えてください。
基本はゲームをプレイすることです。最近ではゲーム用にPCを組むことに興味がわいて、パーツの違いやそのパーツをつけることのメリット、それによってどのくらいゲームができるかとか、そういったゲーム環境を整えることも趣味になりました。
―なるほど。ゲーム好きからゲーム環境への興味がわいたということですね。大澤主任はもともと印刷機やシュレッダーの検品販売を担当されていましたが、PCには詳しかったのでしょうか?
ほぼ無知に近い状態でした。ゲーミングPCは持っていましたが自分で組んだことはありませんでした。正直なところ、担当が違ったということもあり、会社で取り扱っているPCのこともしっかりわかっていなかったという。本当に無知でした。
―そもそもゲーミングPCと通常のPCとはどういったところに違いがありますか?
一般的に会社等でよく使われているPCはExcelとかのoffice製品がいれてあって、それを使ったり、会社が使っているアプリケーションやツールを使用して事務処理をするものですよね。ゲーミングPCはゲームをプレイするためにつくられたPCなので、そういったoffice製品は基本的に入っていません。加えてグラフィックがきれいに写せる性能を持ったPCが、ゲーミングPCといわれるものですね。
―なるほど。ゲームをスムーズに楽しむためのパソコンということですね。とはいえゲームしかできないものというわけではないですよね?
性能的には事務PCを余裕で上回るので、使いたいアプリケーションをインストールすれば快適に使えます。ゲーミングPCはグラフィックボードという映像処理パーツを組み込んだパソコンがほとんどになるんですけど、パーツの値段がやや高めなので本体の価格も高くなります。ゲームの為に買うわけなので、費用を抑えるためにも余計なパーツや事務用ソフトはいらないという人が多いですね。ちなみに最近プライベートでノートPCを買ったんですけど、それはゲーミングノートPCで映像処理に特化したものですが、家族も使いたいということで、office全般入れて使っています。
―ゲーム好きからゲーム環境整えるっていうところに幅が広がっていって、実際にゲーミングPCを販売しようとしたきっかけは何だったんですか?
プライベートで組んでみて楽しかったっていうのがきっかけの一 つです。また、ゲーミングPCはパソコンショップや量販店に直接行って実物に触れてみたり店員に相談して買う人が多いんですけど、地方の方はそこに行くのにお金がかかってしまうし、そもそも行けないので買えないことが多いんですよ。友人が、ネットじゃ出てない商品が買いにいけなくて困ってるとか、最近だと、コロナでお店に行きづらい、と話していて。少しでもそういった人たちの力になれるように自分も業界に足を踏み入れてみようと思いました。
―そうなると完全に大澤主任から提案ということですか?
いえ、タイミング的に丁度そう思っていたところで、日報に販売についての考えを書いていたところ、社長からコメントを頂き、「大澤の得意分野でもあるゲーミングPC(新品)とか売ってみたらどう?」というご提案があったので、いいんですか?本当にやっちゃいますよ?的なノリで始めました(笑)。
―日報に書いたんですね!そして社長、目の付け所がさすがですね!
そうですね。私、日報に日ごろから思ったことを書きまくるんですよ。エーワン1長い!って言う人がいるくらい(笑)。普段から考え事や悩み事も書くようにしていて、役員や上司から知恵をもらったりしています。実は次の日には悩んでいたことも忘れるくらいポジティブ?なので、書いておかないといつまでも解決しないということで、毎日長いんです(笑)。
―日報大事ですよね!証拠になりますし(笑)。それでは、日報に書いて社長がやってみなよって反応した時から販売決定までの期間を教えてください。
商品を掲載したのは今年の4月で、この商品を組んだのは2020年12月末ごろ。年末年始休暇は大阪にいましたがコロナのこともあって帰省できなかったので、そのPCの販売方法・方針を考える時間に使いました。
―去年の年末にはPCが仕上がった状態だったということですね。
そうですね。年末年始それで遊んで(笑)、これくらいの性能ならちゃんとゲームできるなっていうのを確認できて、そこから掲載に向けての準備を進めていった。およそ期間的に4か月くらいです。
―日報に書いたのは何月くらいだったんですか?
2020年10月くらいじゃないかな。
―半年くらいで掲載まで至ったんですね。
そうですね。ただ年末に作った1号機は、部品が仕入れられない状況になり、実際に販売できず。2月~3月で新1号機をつくりました。なので4月から掲載しているのは新1号機になります。
―大澤主任が実際にものを組んでいるわけではなく、構想したものをいわゆる専門店さんにお願いして組んでもらうということですか?
そうですね。基本的にはパーツを仕入れているところにその場で組んでもらう受注生産タイプのパソコンになります。
―大変だったことはありますか?
山ほど、山ほどあります(笑)。前職・前々職がSEで対面での営業経験もなかったですし、言われたことだけをやる仕事ばかりだったので、いざ販売しようと話が決まっても何をどう進めるべきなのかがわかりませんでした。課長や役員の方々など経験豊富な面々に話を聞いたり、知り合いや営業経験がある人に話を聞いてみたりしました。ちんぷんかんぷん状態で始めたので、正直不安しかなかったです。さらに先程も話したとおり、PCの知識もあまりなかったんですよ。自分ってこんなにパソコンについて詳しくないんだってことを素直に認めることも苦労の一つだったし。まず何をするべきか整理して、それを構築してという作業が結構大変でしたね。
―商品に対する気持ちはあったけれど、ゲーミングPCをいざ自分が販売するとなると、今まで経験してこなかった分、新たなスキルを得なきゃいけないし、そもそもPCのことよくわかってないって気づきがあったりして、それをクリアするのがすごく大変だったと。
そうですね。
―そこからよくぞ販売まで!(拍手)
社内で相談しつつ進めました。当時は大阪支店勤務でしたが、大阪支店のネット販売部門数名がゲーム好きで、かつPCについて相談しあえる仲だったので、助かりました。
―大阪支店に行ったことが、刺激になったということですね。
そうですね。私の中の転機というか、本当にいいことばかりでした。スキルアップにもなりましたし。大阪支店での採用担当として経験できたこともそうですし、売り上げの管理についてもそうだったし、他の部署を広い視野でみる大切さを知ったりとか。印刷機やシュレッダーを検品しているだけでは見れなかった景色がみれたということが、かなり大きかったと思います。
―なるほど。話を戻しますが、紆余曲折あり、実際に1台目が売れた時はどう思いましたか?
素直にうれしかったです。私自身ゲーミングPCを組んでプレイしているし、ネットゲームで知り合った友人がいたりするので、そういうユーザーが少しでも増えることによって業界が盛り上がること。微力ながら一緒に盛り上げていきたいという気持ちがあるので、ひとりでもその業界に送り出せたことを考えるとすごくうれしい。ただの販売員としてではなく、ゲームが好きだからこそeスポーツ等の業界へ協力していき、少しでも貢献できればと考えています。
―いい話!(拍手)この事業について、今後の目標はなんですか?
今はひとつの商品だけですが、ラインナップを増やして、ここのお店にきたら知識があまりなくてもわかりやすくて商品選びしやすいなって思えるようなお店を作っていくことが目標です。
―なるほど!素敵ですね。
…長くなりましたので、今回はここまでにします。次回、続きをお楽しみに~!