スタッフ紹介
こんにちは!人事担当の大門です。
前回に引き続き、田邊課長のインタビューをお届けします!
―さて、残り半分は、田邊課長ご本人のことを人事に絡めてお伺いします。まず、量販店での販売部員経験があったということですが。
一番最初がそうですね。家電量販店でパソコンを売っていました。
―店頭に立っていたということですか?
立ってました。接客態度が悪い販売員だったんですよ。しかも自覚がなかったんです。たちが悪いですよね(笑)。お客様アンケートに苦情が書かれていたり、店長に呼び出されて指導されたこともありました。販売の仕事が好きだったのでこれはまずいなと。店長の指導を基にして歩き方から直すようにしました。まずいところは山のようにありましたが、時間をかけて一つずつ直していったところ、成績が伸びて、売りたいものが売れるようになって。売れるようになると販売の仕事がより面白くなりましたね。仕掛けを考えて自分が担当するコーナーにお客様を集めて販売するのにハマっていました。
―コーナーに仕掛けって…?
仕掛けというのは、POPです。店頭の一押し商品をPRするちっちゃい看板のようなものですね。そのPOPのデザインからキャッチコピーまで含め全部構成を考えて、専属のスタッフに作ってもらってました。POPつけるとお客様も集まりますし、接客もしやすくなる。だから販売が決まりやすくなるんですよね。それがとにかく面白かったです。
―そこからどのような経緯でWEBの仕事、販促の仕事に至ったのですか?
当時ADSL回線が普及し始めて、回線スピードが速くなり、企業のネットの情報発信が活発になっていました。店頭でやっていた仕掛けを、ネットでやりたいと思い、思い切って、WEB制作の学校に通ったんですよね。その後、WEBデザイナーとして転職したのが、WEBの仕事のはじまりです。当たり前なんですけど、ネットならではの作法があって、店頭でやっていたように上手くはいかなかったですね。
―エーワンとはどのように出会ったのですか?
その後数回転職し、WEBディレクターとして販促企画の経験を積みました。当時の転職先がサービス業で、形のないものをPRするのに非常に苦労しました。
その経験を活かして、原点であり、好きな仕事である販売の仕事をしたいと考え始め、何となく求人サイトを見ていたところ、ネット販売の業務に携われるエーワンに出会いました。
エーワンの取り扱い商品は、OA機器です。家電量販店に勤めていた時に私が扱っていたのがパソコン。厳密には違うけど、近い。それなら、興味をもって勉強できるし、のめりこめるんじゃないかなって思いました。成果を出すには、好きなことや興味がある仕事に就くことが大事だって、転職を繰り返すうちに体に染みついていたということですね。
―ということは、入社の決め手はエーワンの事業そのものに惹かれたからということですね。
そうですね。日常的にコピー機を使っていたのもあったし、家電を販売していた時に家庭用の小さい複合機も扱っていたので、商品提案したり、販売に結びつけるような支援ができるのではと思いました。
―なるほど。それが2012年ですね。それで、大体5年くらいで課長まで上り詰めたじゃないですか。結構なスピード出世だと思いますが、出世意欲はありますか?
出世意欲か…(笑)。今だから話せることですが、入社当時は、前職で疲れていたのもあって、がつがつ働くつもりはありませんでした。丁度前任者が退職するタイミングだったので、知識と経験があったことでサブリーダー(※当時の役職)になって、そのままリーダーになって…。出世意欲というよりも、周りがそういう環境を作ってくれたというか…。
―なるほど。そもそも当時は係長までしか存在していなかったから、課長と言われても、何をするのか不明確でしたよね。
そうですね。当時初の課長でしたね。未知のことだったから、困惑することもあったな…。
―ふふ(笑)。意欲というよりは、周りの環境と会社の成長とともに、という感じでしょうか。
そうですね。もちろん意欲が全くないということではないです!上にいくことで、裁量権がもらえて、自分で決定できることも多くなる。仕事も進めやすくなるし、やりたいことも実現しやすくなる。そういう面では、いいなと思っています。会社と環境が後押ししてくれて、課長になれたって感じです。
―課長って、今は他2名の計3名(※)で、各部門のマネジメントだけではなく、社長を支える立場というか、社長と同じ土俵にたって経営のことも含めて様々やられていますよね。それに対するやりがい、あとは経営に一歩踏み入れているという、そのあたりの苦労はありますか?(※2021年10月時点。現在は4名体制。)
周りに求められている資質に自分が追い付けているのかどうか、常に自問自答しつつって感じですね。プレッシャーになることもあります。他の二人は、経理として以前から経営にかかわっていたり、社長と営業に出たりしていて、帝王学じゃないですけど、社長のひととなりや考え方を学ぶ機会が多かったと思います。私は販売の現場で働いていたので、その辺りを比べると一歩遅れているかもしれないと思っているところはありますね。今は、会議だったり、ともに過ごす時間が増えてきているのでそんなに大きく差がつくことはないと思ますけど。これまで二人が社長と過ごしてきた時間に少しでも追いついて、吸収していきたいですね。あとは経営という視点でしっかり会社全体をサポートできるような力が不足しているなと思うこともあります。今は主に新事業の方を任せられていて、やっぱり新しいことは手がかかるから、軌道に乗せるためにもそっちに時間を割きがちになってしまっていますね。担当部署以外の従業員が頼ってくれたり相談してくれることもあるので、そこに応えるためにも、もっと勉強しなきゃいけないことがあるというのは感じます。
―そういうところが、課長としての苦労ということですね。
苦労…、課題かな?よく言われているのが、「担当部署は決まっているけど、常にフラットで見ろ」ということ。経営の視点で言えば、全組織をフラットでみて、どの部署の業務であっても内容を理解して、困っていることやボトルネックになっていることがあれば、手を加えなきゃいけない。その業務理解がまだまだ足りていないし、自分の担当部署に時間を割きがちになってしまうので、他チームのことをこれまでよりも理解していきたいです。
―それでは、最後に2つ質問します。田邊課長からみたエーワンの良さ・魅力を教えてください
大澤主任は人が良いって言っていましたね。確かにみんな優しい。上も下も。
―類は友を呼ぶじゃないですけど、そういうのはひとつあるかもしれないですね。
そうですね。あとは、今は会社が利益体質になっているから、今回紹介してくれた新事業もそうだし、新しい事業を始めやすい環境ではあると思います。別部門では中古家具の販売も始まっているし。これから入ってくる人にとっては、早々に結果を出せば、一事業任せてもらえる可能性もあるかもしれないですよね。今なら面倒な企画書を書かなくても、意見が通りやすいかも…(笑)
―新しいチャレンジに会社が寛容でいられる状況って、本当に良い傾向ですよね!…それでは反対に、課題はどんなところだと思いますか?
新しい事業が始まって、エーワンがターゲットとする顧客の年齢層が今よりもすごく広がっています。ターゲットがどういった考え方や行動をするのか。モデルケースになる人が身近にいるかいないかって結構大事かなと思うんですよね。新事業も既存事業も、新しい切り口の考えが出たりするかもしれない。様々な年齢層の人材がいる会社にしたいですね。
―新しい風みたいなところですね。
そうですね。あとリユース事業は、今はもう参入障壁が高くない。CtoCの取引も多くあって、当社のメイン事業と競合になるものがたくさんある。そこでどう差別化をしていくかっていうのは、本当に考えていかないといけない課題ですね。これは、私個人というより、会社としての大きなテーマかな。
―ありがとうございました!
今回お話を聞いて、新品商材の取扱いの拡大化には、田邊課長の経験や知識、そこから生まれたネット販売への想いが活かされているということがよくわかりました。好きなものを仕事にする楽しさとそれに伴う責任の重さ、そのバランスを上手くコントロールすることが事業拡大へのポイントだと感じました。
エーワンはまだまだ成長途中。少し前までは、役職の責務も曖昧でした。初めて誕生した課長という役職に苦労されているというお話でしたが、それはまさに会社とともに成長している、ということかと思います。
今回も、お読みいただき、ありがとうございました!
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